長男が中3になってからも少しずつ学校見学している。
最近は私立高校を2校見学した。
見学した2校はどちらも共学だった。
今どきの大学入試は指定校推薦や総合型選抜入試が増えているそうだ。
「総合型選抜入試」なんて聞き慣れない言葉だと思ったら、以前の「AO入試」のことらしい。
最近見学した私立学校ではどちらも、総合型選抜入試に備えるために、入試対策としてプレゼンの練習を繰り返して万全の準備態勢をとっていることを売りにしていた。
難関校を除き、中位より下の高校では特に「総合型選抜を利用して生徒を大学に送り込むのが主流になりつつある」らしい。
総合型選抜入試というのは概ね男子生徒よりも女子生徒向きだと感じる。男子生徒と比較すると、女子生徒の方が総じて人とコミュニケーションをとるのが好きだし得意だからだ。
もちろん万事をうまくこなす男子生徒・アピール上手な男子生徒もいるけれども、そういう男子生徒の割合は女子生徒と比較すれば少ない。
学校説明会で学校側の代表として登場するのは女子生徒が多い。
私立高校の学校説明会でプレゼンしていた女子生徒はみんなイキイキとしていた。
他方、思春期の男子は人前に出るのが億劫な子も少なくない。私立・都立問わず、いままで見学した共学校で学校の代表として登場した男子生徒の数は数えるほどだ。
プレゼン重視の学校に進学して長男の良さが発揮できるのだろうか?
正直言うと、しっくりこなかった。
今まで見学した私立高校のほとんどで、とにかく女子学生が元気だったと感じた。
長男もそうだが「思春期の男子生徒の奥ゆかしさ」を大切にしてあげたい、とあらためて思った。
そう思うと、男子校も悪くない気がする。