国立大学・私立大学それぞれについて大学授業料の推移を調べてみた。
上の2つのサイトを元に、ここ40年間の大学授業料の推移をまとめた。
大学授業料の推移
上の表からわかるように、昔はとにかく大学の授業料が安かった。
国立大学授業料
昭和51年の国立大学の年間授業料は10万円以下だったのだ。
国立大学の年間授業料はうなぎのぼりで上昇し、平成17年には50万円を超えている。
その後、国立大学の年間授業料は20年近く53万5800円に据え置かれている。
私立大学授業料
一方、私立大学の年間授業料は昭和51年には20万円程度だった。
その後、私立大学の年間授業料は年々上昇し、最近では100万円近い。
やり直しがきかない
国立大学・私立大学ともに、現在の授業料はバブルの頃(昭和60年)の約2倍である。
仮に、授業料が1年間20万円前後ならば、学生がアルバイトで溜めたお金で進学できる。
大学入学後に他にやりたいことが見つかったら、ほかの大学に移ることだってできる。
けれども今のように、授業料が1年間100万円もかかるならば、他にやりたいことが途中で見つかっても、大学に気軽に入り直すことができない。
若いうちは失敗しても良いから色々なことにどんどん挑戦したほうがいい。
けれども実際は、授業料の面から言うと、やり直しが難しいようになっている。
それが残念だ。