教科書ワークについて率直に思うこと

我が家の長男が通う中学に限らず、
公立中学で使用する教科書ワークは、
生徒全員が同じものを使う学校が大部分だろう。

教科書ワークでの学習を生徒に課して、
期日までの提出を義務付けている学校も多いと思う。

いや、ほとんどの学校で教科書ワークの提出を義務付けているだろう。

教科書ワークに取り組んでいる長男を見ていて、
もう一律に同じ教材を生徒に課すのは止めたほうがいいんじゃないかと思う。

英語と数学については特にそう思う。

英語と数学については学力差が大きいからだ。

勉強が出来る子にとっても勉強が出来ない子にとっても一律教材は弊害だ。

 

どういう教材を選ぶのか

どういう教科書ワークを採用するかは、
先生方の悩みどころなのだろう。

内容が難しいものを選べば出来ない子が続出するし、
かといって、内容が易しいと出来る子が退屈する。

教科書ワークとして全員同じ教材を採用するならば、
できるだけ薄いもの・生徒がテスト前に繰り返し勉強しやすいものにして、
あとは個々の学力に合わせて補助的な教材を選んでほしい

私は学校関係者ではないので、
そういうやり方が実現できるのか、よく分からない。

けれども、今の教科書ワークの使い方だと、
出来る子にとっても出来ない子にとっても時間の無駄だ。

今回は、長男が通う中学の教科書ワークの例を挙げて、
内容が簡単すぎる場合と内容が難しすぎる場合について説明する。

 

英語(内容が簡単すぎる例)

公立中学は一応、一から英語を勉強して英語をマスターすることが目標である。

そのせいか、長男が使っている英語の教科書ワークは一から勉強する人でもできるよう、基本の「き」から学習する内容になっている。

しかし、今は英語を小さい頃から先取りして勉強している子どもが多い。

長男が使っている英語の教科書ワークでは、英語を先取り勉強している子にとってあまりにも内容が簡単な部分が多すぎ、しかも、簡単な部分の説明がある分、量だけは膨大だ。

膨大なページ数の教科書ワークをこなす時間があったら、生徒それぞれに合った問題集を選んであげたいと思ってしまう。

 

数学(内容が難しすぎる例)

数学は学力差が大きい科目だ。

長男が使っている数学の教科書ワークは、
入試問題まで掲載されている難しいタイプである。

こういう難しい内容の教科書ワークは上位30%の生徒にとっては有難いけれど、
下位30%の生徒にとっては難しすぎる。

数学の教科書ワークについても、
自習後、〇付けして提出が求められている。

けれども、
下位30%の生徒にとっては自力では解けない内容が多く含まれている

おそらく
下位30%の生徒は赤ペンで教科書ワークの答えをただ丸写しして書いて提出する
ことになるだろう。

事実、
教室で答えを教科書ワークに赤ペンで丸写ししている生徒が多数いることを
長男が学校で目撃している

答えを丸写ししても問題を解いたわけではないから、
生徒が内容を理解しないまま終わるのは言うまでもない。

答えを丸写しする時間が本当に時間の無駄

数学が苦手な生徒には、
答えを丸写しする時間の代わりに基本問題をしっかり解く時間を与えてあげたい。

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