長男が先月卒業した小学校はここ数年、
低学年が荒れていた。
たまに小学校に行く機会があると、
小学校低学年の子どもたちの言葉がひどく乱暴なのが気になった。
以前は、高学年の子どもたちの言葉が乱暴なのはよくあることだった。
高学年は思春期に入り反抗期を迎える子どもが増えてくる。
それで悪ぶって乱暴な言葉を使ったりするからだ。
けれども、低学年の子どもたちの言葉が乱暴なのはそう多くなかったと思う。
低学年が荒れているのは、長男が通っていた小学校だけではないようだ。
報道によれば、全国的に小学校低学年が荒れている傾向があるそうだ。
低学年にベテラン女性教師
ぱるるの教育批評(若い女性教員の悲哀。低学年は女性、高学年は男性の担任がいい。)というブログで、低学年にベテランの女性教師をつけると子どもたちが落ち着くという記事を読んだ。
確かに同じことを我が家も経験した。
長男が小1のときの担任は若い女性教師だったが、
長男の対応に手こずっていたようだった。
しかし、長男の小2の時に担任の先生がベテランの女性教師に代わったら、
長男も他の子どもたちも担任の先生にとてもなつき、
1年間楽しく学校生活を送ることができた。
担任の先生もクラス運営を心から楽しんでいる様子がよく分かった。
今、先生が大量に定年退職する時期を迎えていて、
学校現場で若い先生の割合が増えているそうだ。
若い先生が小学校低学年を担任すると、
子どもたちにとっては母性が足りないのだと思う。
若い先生が低学年の担任になるならば、
定年後の再任用のベテラン女性教師を補助につけてほしいと思うのだが。
保育園出身の子どもたちの割合が増えている
保育園出身の子どもが昔より増えている。
今や、小学校に入学する子どもたちの過半数が保育園出身である。
保育園がダメだと言っているのではない。
もちろん、子どもたちが悪いのではない。
以前の保育園とちがって、
今のように保育士不足の最中に急ごしらえの保育園に通っていれば、
自ずと、手と目が充分にかけられないまま子どもたちは卒園していくことになる。
残念ながら、今は、子どもに対してしっかりと手と目をかけてくれる保育園ばかりではない。
その結果、手と目をかけて育てられていない・母性が足りない子どもたちが小学校に入学してくることになる。
だからこそ、
小学校低学年は母性を与えられるベテランの女性教師に手と目をかけてもらったほうがいい。
若い先生だと子どもたちを受け止めきれないことが多いのではないか。
幼保小連携といわれているけれども、
手と目をかけられていない子どもたちがこれからどんどん小学校に入学してくるならば、
保育園・幼稚園を小学校の前倒し機関にするよりも、
小学校低学年を保育所の延長にしたほうがうまくいく気がする。