英語教育改革

我が家の長男は現在(2019年)小6である。

2020年度から小・中・高の学習指導要領の改訂が順次行われる予定だ。

 

小学校での「英語」正式教科化

今回の学習指導要領での一番大きな変更はなんといっても、
「小学校で英語が正式教科になる」ということ。

 

小5から英語が正式教科化

具体的には、小5から英語の授業が小学校で始まる。

小5から英語の授業を受けるなんて、
発達障害の子どもたちにはちょっと厳しいなあ、と個人的には思う。

 

我が家の経験談:小5から公文英語を始める

発達凸凹である我が家の長男は小5から公文英語を始めた。

長男の場合、公文英語開始から1年半くらいかかってようやく、集中していれば小さい文字でそれなりに読める英文が書けるようになった。

小5から公文英語を始めたのは、長男の場合、中学入学から英語を始めて、その3年後の高校受験までに英語の読み書きをマトモにできるようになるとは思えなかったからだ。

案の定、英語学習が軌道に乗るまで時間がかかった。

まともに英文を書けるようになるまで1年以上かかった。

ただ、小5から公文英語を続けてきたおかげで、約4か月後に迫った長男の中学入学に向けて、英語学習の準備は整ったと思っている。

 

我が家の失敗談:小3から公文英語を始めたけれど

これも前に書いたのだけれど、長男は一度、小3で公文英語を始めてみたのだ。

けれども、当時は書くことへの抵抗が大きく、公文英語の継続を断念した。

でも小5の時点では公文英語に抵抗がなくなっていたので、その後、なんとか公文英語を続けている。

書字に苦手さを感じる子どもにとって、英語が小学校で正式教科になることで、「漢字」という苦行に加えて「英単語」の読み書きが加わるのは本当に気の毒だ。

せっかく「英語」という新しい教科が始まるのに、それが「苦行の始まり」にならぬよう、わが家は手立てを打った。

 

学習する語彙数

新しい学習指導要領が公表されてからというもの、よく話題になるのが「語彙数(単語数)の増加」だ。

現状の学習指導要領で規定されている、中学で学習する英語の語彙数は「1200」である。

それが、新しい学習指導要領では、小学校で「600-700」・中学では「1600-1800」となる。

つまり、子どもたちは2020年度以降、

小学校「600-700」

中学校「1600-1800」

の英単語を学習する。

平成20年までは30年以上にわたり、中学校の語彙数は「900~1050前後」だった。

私のその時期に英語を学習した世代のひとりである。

その後、平成20年の学習指導要領の改訂において、中学校の語彙数「900」から「1200」に変更になり、今に至る。

 

過渡期にいる長男

現在小6の長男は、今回の学習指導要領の改訂の過渡期にあたる年代である。

このため、現在小6の子どもたちは、中2から教科書が大幅に変わり、単語数が突如増えた教科書を使用することになる、らしい。

つまり、現在小6の子どもたちは、小学校で600-700の単語を学習したという前提で作られた教科書を中2から使用することになる、らしい。

え!

中2になってからいきなり、教科書の語彙が増えるのだろうか?

 

小学校での「英語」正式教科化が与える影響

小学校で英語が正式教科になることで、

・中学受験で英語を受験科目とする私立中学が増える

・低年齢から英語塾に通う子どもが増える

・勉強が苦手な小学生にとっては、英語の読み書きがさらに負担になる

・授業数が増えるので、子どもの休みが少なくなる

などなど…の影響が考えられる。

 

 個人的には

私個人は正直言うと、

「小さいうちからこんなに詰め込まなくてもいいのになあ」

「英語よりも前に国語の勉強だよなあ」

と思う。

子どもたちはいつ遊べばいいのだろう。

英語教育改革の内容を知って、私はますます、次男には、しっかり遊び倒すような幼児期を送ってほしいという思いを強くしている。

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