自我の目覚めには個人差がある

いろいろな人の話を聞いていると「小学校高学年より前の記憶があまりない」という人が結構いることがわかる。

小学校入学前は「まるで夢の中にいるような」感じだとか「意識がぼんやりしている」感じだと聞く。

「10歳・11歳になって初めて世界が開けて、周りが見えるようになった」という人が少なくない。

いわゆる自我の目覚めが遅い人である。

長男もそのタイプだ。

案の定、長男に保育園時代の頃のことを聞いても、なんにも覚えていない。

小学校に入学したばかりの頃の長男は、担任の先生にいろいろと迷惑をかけ、さんざん怒られたと思うが、長男本人はそのことをほとんど覚えていないようだ。

長男は、中学生になってからようやく、周りが見えるようになってきた感じだ。

 

自我の目覚めが早いひと

その一方で、幼い頃の出来事をしっかりと覚えている人もいる。

我が家の次男がそうだ。

次男は3歳以降に起きた出来事をしっかりと覚えている。

自我の目覚めが早い子どもは、園や小学校で先生から理不尽な叱られ方をすると、叱られた記憶がしっかりと頭に刻み込まれてしまうようだ。

場合によっては、保育園や小学校低学年の頃に嫌な出来事を経験したせいで、学校嫌いになることもある。

わたしがそうだった。

わたしは、小学校1年生のときの担任に濡れ衣を着せられたことが原因で大人への不信感が生まれ、今も学校という場所を好きになれない。

自我の目覚めが早い子どもにとっては特に、幼少時の環境を整えることはとても大切だと実感する。

自我の目覚めが早い子どもの園選び・小学校選びは慎重を期したほうがいい。

自我の目覚めが早かった私からすると、小学校高学年頃までふんわり・ぼんやりとした夢の中で過ごせた人が羨ましい。

もう少し長い間、子どもじゃないと味わえない、ぼんやり・ふんわり・ふわふわした不思議な感覚の中にいる子ども時代を送ってみたかった。

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