来春から小3の次男。
幼稚園児の頃から受講していたこどもちゃれんじから、なし崩し的に進研ゼミ小学講座を今も受講している。
進研ゼミ小学講座(小3)では、来春からニンテンドースイッチを使った学習が始まるらしい。
これ以上次男をオンライン漬けにしたくない私は、進研ゼミ小学講座を退会しようかと考えている。
先日、進研ゼミ小学講座の11月号が届いた。
その中に、来年4月からニンテンドースイッチを使った学習が始まるというお知らせがあった。
進研ゼミと任天堂が組んで教材を開発しているらしい。
ゲーム感覚で社会や理科の暗記ができるそうだ。ニンテンドースイッチを使った学習はこどもにとっては面白いだろう。
ベネッセとしては、任天堂と組むことで、今まで小学講座で配布していた学習専用の小型機器を作成しなくて済む。ハードを作らずに済むならばコストを抑えられる。
任天堂としては、途中までは小学講座専用の無料ソフト、もっとやりたい人は専用のソフトを保護者に購入させることができるから、任天堂にとってもベネッセと組むのはメリットがある。
うちにはニンテンドースイッチがない。
長男はゲーム機一切に興味がなかったし私も夫もゲームをしないから、ゲーム機は家に無い。
次男は小学校からタブレットを支給されているし、次男専用のタブレットも持っている。
次男は今すでに十分に「オンライン漬け」なのだ。
ニンテンドースイッチを買い与えたら、今まで以上にオンライン漬け・ゲーム漬けになってしまう。
ニンテンドースイッチを使った学習と言っても、おそらく、ベネッセ小学講座のうちの「一部」だけである。
それなのに、あたかもニンテンドースイッチを使わないと学習ができないかのような派手な広告を打っている。
ニンテンドースイッチの代わりに、タブレットでできるソフトをベネッセが提供してくれるといいのだけれど。【2024年11月20日追記】ニンテンドースイッチを使わなくても、進研ゼミの会員ならば、パソコンやタブレットで代わりのソフトを使って同じ学習ができるらしい。
学習内容のほんの一部のためにニンテンドースイッチを購入したがために、結果としてこどもがゲーム漬けになるならば、ベネッセの小学講座はもうやめようかとも思う。
それにしても、ベネッセも堕ちたよね。
ニンテンドースイッチを使った学習自体を否定するつもりはない。
でも、ゲーム感覚で勉強させたいならば、ニンテンドースイッチでなくて、スマホやタブレット専用のアプリを開発すれば済む話である。
結局、ベネッセが自社でアプリを開発するよりも、ノウハウを持っているゲーム屋さんと組んだほうが安くて早く済むんだろうな。
ゲーム漬けの子どもを増やすよりも会員数の減少を食い止めるほうを優先するならば、ベネッセはもはや教育機関とはいえないよなあ。