今回の記事は、都立のある工業高校を見学記録した感想をまとめる。
なお、見学に行った高校の名前は匿名にした。
見学した高校を匿名にした理由は、
今回の高校見学記には、実際に見学した工業高校についての感想というより、
工業高校自体について思ったことを書いたからだ。
うちの長男はどのような高校に進学するのか、
現時点でちょっと見当がつかない。
長男のこのまま成績が上がらないならば、
無理して勉強するよりも、
スキルがきちんと身に付くのであれば、
工業高校や農業高校のほうが良いのかもしれない。
あとは、
長男本人が工業高校や農業高校で勉強する分野に
興味を持っているかどうかだ。
今後もいろいろな高校の見学に行こうと思っている。
都立工業高校
現在、都立の工業高校は以下の15校(アイウエオ順)。
このうちの1校の見学に行ってきた。
・都立足立工業高等学校
・都立荒川工業高等学校
・都立葛西工業高等学校
・都立北豊島工業高等学校
・都立蔵前工業高等学校
・都立小金井工業高等学校
・都立杉並工業高等学校
・都立隅田工業高等学校
・都立田無工業高等学校
・都立多摩工業高等学校
・都立中野工業高等学校
・都立練馬工業高等学校
・都立府中工業高等学校
・都立本所工業高等学校
・都立町田工業高等学校
このほか、「工業高校」ではないけれど、
工業系高校として、
都立科学技術高等学校・都立工芸高等学校・都立多摩科学技術高等学校・都立総合工科高等学校・都立六郷工科高等学校がある。
都立工業高校を見学した感想
先生
昔は工業高校の生徒はというと「ヤンキー」でバイクを乗り回しているようなイメージだった。
けれど、今はそのような生徒はほとんど居ませんとのこと。
以前参加した合同説明会でも工業高校の先生が同じことをおっしゃっていた。
今の生徒が興味があるのはバイクではなく、
みんな「スマホ」や「ゲーム」とのことだ。
ところで、工業高校の先生の中には、
工業高校ひとすじで働いている方がいるようだ。
「工業高校」という学校で教えるのが好きというタイプの先生が工業高校には必ずいるらしい。
工業高校の教師というのは進学校の教師とはまったく違ったスキルが必要で、
工業高校の生徒の指導は、
進学校の生徒を教えるのとはまた違った魅力があるのかもしれない。
校則
都立工業高校ではどこも、
少なくとも3割は卒業後に就職する生徒がいるため、
卒業後に社会人としてやっていけるよう、校則は厳しめだ。
都立工業高校では就職に焦点を当てているから、
校則がある程度厳しいのは仕方がないと思った。
しかし、度を超えた校則の厳しさはなさそうだ。
それに、一部の私立高校のように指定の靴下やシャツまで購入を義務付けられ、
お金がかかることはない点は都立工業高校は安心だ。
資格
都立工業高校では各種資格をとることを奨励している。
卒業までにいくつもの資格をとれるのは工業高校の良い点だと思う。
工業高校の生徒はお勉強のほうがあまり得意でない生徒が多いだろうけれど、
資格試験に向かって努力することは、
生徒にとって良い経験になると思った。
進路
今回の見学で一番気になったのは「進路」だ。
都立工業高校では、社会人としてのマナーを身に着けている生徒でないと就職できない。
このため、まじめで成績が良い生徒のほうが就職する傾向があるそうだ。
最近の人手不足のせいか、
どこの都立工業高校でも、
生徒数に対してものすごい数の求人数が来るようだ。
学科によっては求人倍率が10倍以上というところもある。
中小企業だけでなく大手企業からの求人もある。
けれども、人材をきちんと育てる方針の企業からの求人なのか?ということがとても気になった。
単なる使い捨て要員としての求人であれば意味がない。
昔の日本企業は「社員は家族」という家族主義で、
高卒の若者をじっくり育てようという企業がたくさんあった。
けれども、今はどこの企業もそんな余裕はない。
人手不足で誰でもいいからと求人する企業ばかりならば、
専門学校や大学に進学してスキルを高めてから就職したほうがいいと思う。
実際どうなのだろう?
次回、都立工業高校を見学する時は、
企業がどんな業務・職種を求人しているのか、
都立工業高校の先生に聞いてみようと思う。
